第91章 毒入りスープ
そう言いながら、主を後ろから抱き締めると、らしいよー?と笑いながら遊びの締めに入る。
KP『もうあの妙な部屋はありません。四つの扉も、吊るされた豆電球もありません。慌てて身体を起こして、止まった筈の心臓を確認しようと胸に手を置きますが、確かに動いています。夢だったのか現実だったのか…ほっと胸を撫で下ろすあなたの側で携帯電話が鳴り響きます。画面にはさっきまで一緒に居たはずの見知った名前。‥さて、どんな話からしようか?あなた達はいつもの毎日へ還って行くのでした。』
「これにて、毒入りスープ終わりです!皆、生還おめでとぉー!!」
「「いやったぁー!」」
「「助かって良かったよぉ。」」
「「あれが正解だったのか、よきかなよきかな。」」
「「ふふ、なかなか良いものでした。」」
やっぱり良いね、うちの奴等と騒ぐのは。早く帰ってまた皆でやりたいもんだぜ!
の頭を撫でながら、強く思った。