第91章 毒入りスープ
「じゃあ目星の方から情報出すね、図書館の方は長くなるから。」
KP『小狐さんが机を調べてみると、机の上にはキャンドルホルダーに乗った蝋燭がありました。これは持って行けそうだと解りますね。』
小狐『きゃんどるほるだー?とは、どんな物ですか?』
KP『えっと‥燭台?あ、持ち運び出来る蝋燭立て!』
「「格好良く持って行きたいよね!」」
「ちょっ、今、僕の真似したの誰!?」
「「‥内緒、です。」」
小狐『ふふっ、解りました。では、格好良く持って浦島さんの所へ向かいますよ。』
KP『あはは。では浦島さんは、本棚を見ていると[スープの夢]と書かれた一冊の真っ黒い本を見付けます。』
浦島『読む!これ、出して開いても良いの?』
KP『良いよ。手に取ってみるとべったりと湿っていて、仄かに甘い香りがします。本を開くと、そこには各部屋の説明が書いてありました。』