第91章 毒入りスープ
「他にもこのゲームをやった事の無い奴を引き入れてみたいところだが、誰か居ないもんかね?」
「「大太刀や太刀の皆様は、あまりこういった遊びにお誘いした事はありませんよね‥」」
腕を組んだ前田が、秋田を見遣って首を傾げる。短刀や脇差し、打刀連中は無理矢理引き込んだが…どうだろうなぁ、うちのでかい奴等は自由なのが多いから。
「「あ、頭を使う遊びだから、すごい力になるし、ためになるんですよ!とか、誘ったらだめでしょうか?」」
「ふふ、秋田君に、そんな可愛い誘い方されたら一緒に遊びたくなっちゃうかもね?」
「「主君、それならば、経験のある方一名と未経験の方を誘われたらいかがですか?」」
ちょくちょく主と卓を囲んでいた顔触れはこちらに来ている。…なら、今本丸に居て、経験のある者っていったらあいつで確定だな。