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【黒子のバスケ】 囚われ王女と獣の城 【裏夢R18】

第17章 恋情





赤司「…どうしても#NAME1#が欲しい。僕を好いてくれなくともお前が欲しい。…あのときお前が目の前で連れ去られたこととても後悔している。止めることができなかった自分の無力さに。…それにあの男に触られたと思っただけで…正直すごく腹が立つ。」



赤司くんらしくない感情的で余裕のない言葉が耳元で囁かれる。



赤司「お前に触れる者全てに妬いているよ…」



貴女「そこまで私を…」



赤司「ああ、#NAME1#が好きだ、愛してる。」



私のすぐ横で囁かれた愛の言葉。


胸が高鳴る。
つい恥ずかしくなりあからさまに目を逸らしてしまった。
ドキドキと速い鼓動が赤司くんに伝わってしまうのではないかと思った。



赤司「ふっ。どうしたらお前は僕のものになってくれる?」



そんな私の反応を見た赤司くんは私が何を考えているかお見通しかのように何時もの余裕の笑みを浮かべ意地悪にわざわざ聞いてくる。



貴女「…貴方ってほんと意地悪ね…」



赤司「ん?そうか?ふっ。そうかもな、#NAME1#が愛しくてついからかってしまう。」



貴女「!!…もぅ…よくそんなに恥ずかしい言葉さらっと言えるわね」



ひどく胸が締め付けられる。



心臓がうるさい。



意識するとこんなにも違うものなの?



なんでこんなに赤司くんがかっこよく見えるの?



赤司「何度でも言えるよ。#NAME1#は?」



貴女「……貴方の望む答えなんて絶対言ってあげないわ…」



よくわからない意地を張ってしまった。赤司くんに見破られてると思うと余計に言いたくない。私ばっかり余裕がなくなって悔しい。



赤司「ほんと、#NAME1#は最初からなかなか僕の思い通りにいかないな。まあそう言うところが好きなんだがな。いいだろう、だがその意地どこまで続くかな?」



再び影がかかり、赤司くんの唇が私の唇と重なる。



貴女「んっ…んんっ…ふっ…ぅっんっ」



なにこれ、さっきより感じる。ふと呼吸の仕方を忘れる。



赤司「キスで感じてるのか?」



図星をつかれてしまう。


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