【黒子のバスケ】 囚われ王女と獣の城 【裏夢R18】
第17章 恋情
馬を走らせて2時間ぐらいだろうか。
見慣れた帝国の城が見え、私たちは無事に帰還した。
もう時刻は夜中の3時である。
馬を降りて城の扉を開くと実渕さんに勢いよく抱きつかれた。
貴女「わ!実渕さん??」
実渕「お帰りなさい。無事でよかったわ、心配してたのよ。」
貴女「…心配かけてごめんなさい」
こんな遅くまで心配して私の帰りを待っていてくれたのかしら。
すごく心が暖まり、涙が出そうになった。
なんだか、ここが私の居場所なんだという気がした。
高尾「ちょっ真ちゃん、姫さんの体なんともないか見んじゃねーの?」
緑間「ふんっなんともないのだよ。見ればわかる。」
そう言って緑間くんは去っていった。
よく見ると青峰くんや黄瀬くん、花宮もいる。
みんなに心配かけてしまったようだ…
すると赤司くんに無言で腕を引かれた。
貴女「ちょっと!赤司くん!?…どこいくのよ…」
赤司「…」
そう訪ねても返事は返ってこず、ただただ上へと階段を上っていく。
黄瀬「赤司っち姫どこつれていくんスかね?」
青峰「ほっとけ、もう俺らが絡む必要はねぇ…あー姫も無事だし寝るか。」
と、そんな会話が下でされていた。