【黒子のバスケ】 囚われ王女と獣の城 【裏夢R18】
第3章 崩壊
~黒子side~
姫を部屋に送り返した後、僕はパーティ会場へ戻り3時間余り経過した。 もうすぐパーティもお開きになるので火神君と合流し王のそばで待機をしていた。
日向「ん?黒子、#NAME1#はどうした?」
黒子「姫ならずいぶん前に部屋にお戻りになられました。」
その時だ、バルコニーから女の悲鳴が聞こえた後爆発音が聞こえた。
火神「なんだ!」
日向「反乱か?火神は兵の準備、黒子は#NAME1#を連れてこい」
僕はそう言われ急いで姫のもとへ行った。
(嫌な予感がする)
扉の前まで行くと中から声が聞こえた。
貴女「いやっ、放して!」
黒子「はっ姫!!」
扉を勢い良く開けると姫が男に捕らわれていた。…僕はその男に見覚えがあった。
花宮「…よぉ久しぶりだな」
黒子「姫を放せ」
僕は剣を抜いた。
貴女「帝国のスパイが私に何の用があるのよ!」
花宮「さぁな、俺は雇われだからそんなこと知るかよ。そんなことより…」
貴女「うっ……」
黒子「姫っ!」
花宮の拳が姫の腹部を殴り彼女は意識を失った。
花宮「悪いなこれも仕事なんでね、ふはっ」
キーン
僕は花宮に斬りかかったが花宮も持っていた短剣で僕の剣を受け止めた。
花宮「おいおい、この姫さんどうなってもいいのか、あぁん?」
黒子「くっ」
花宮は姫の首に短剣を押し付けた。
花宮「残念だったな、落ちこぼれ騎士。相手が悪かったんだよ、ふはっ」
黒子「やめろ!」
花宮「ったく苦労させやがって、睡眠薬入りの紅茶さえ飲めばテメェも来なくて楽だったってのに。ふっ、だがまぁいい 女は手に入った。 じゃあな…ふはっ」
黒子「っ!待て!!」
花宮は姫を抱き窓から飛び降りた。おそらくあの男のことだ、何かしらの細工で無傷だろう
黒子「クソッ」
(僕のせいだ…僕の弱さのせいで)
部屋で立ち尽くしていたまま僕は自責の念にとらわれた。
黒子「……取り返す、絶対に」