第1章 EPISODE0 *ここから始まる
───アフレコスタジオ
『では始めます。島田さんは昨日1回やってしまったのであなたのみ違うシーンをやってもらいます』
貴「はい、分かりました」
まぁそうだよね^^;
昨日と同じシーンだったら私だけ有利になっちゃうもんね
『では準備はいいですか?』
貴「はい、大丈夫です」
『じゃあ映像を流してください』
映像が流れだした
昨日とは全然雰囲気が違い、アクションシーンだった
アクションシーンへ私の得意なシーンだ
──1シーンが終わった
『ではアフレコして頂きます』
貴「はい」
ふーっと深呼吸をして心を落ち着かせる
映像が流れはじめる
私は大きく息を吸った
「───────