第3章 タマゴとミルクと
――翌日――
私はUNDEADにライブ依頼を伝えるため、零さん達がいる軽音部の部室に来ていた。
どうやら零さんはいつも通り部室の棺桶でまだ寝ているらしい。
大神「おい!転校生も来たぜ!!!そろそろ起きやがれ!」
アドニス「大神、先輩には敬意を評さなければならない。もう少し優しく起こすべきだ。」
大神「はん!吸血鬼ヤローに敬意なんて不要だろ!」
UNDEADのメンバーである大神晃牙くんと乙狩アドニスくん。見た目は怖いが二人とも根は優しい子だ。
大神「おい聞いてやがんだろ!とっとと起きやがれっ!!!」
\ガンッ!!!/
零「……ふわぁ~ふ♪やれやれ、わんこはもう少し優しく起こしてはくれんかのぅ。年寄りはいたわるものじゃよ。それに比べアドニスくんは優しいのぅ♪」
アドニス「ふむ。そう言ってもらえると嬉しい。だが大神も優しいと思う」
大神「ちっ…。つーか、てめぇがおせーのが悪いんだろうが!転校生も待ちくたびれてるぜ!」