第16章 説教
松「映画のポスターカッコよく写ってましたよ」
大「えぇ?ほんと~?
普段のまんまの役だった」
《楽屋にて》
がちゃ
櫻「…………」
松「………」
二「なんですか、あれ?」
相「なんで松潤?」
楽屋に戻ってきたニノと相葉ちゃんが驚いてる。
そりゃそうだろう。
ソファーに正座してる松潤とその前に腕を組んで仁王立ちしている翔くん。
こんなふたり見たことないよ。
櫻「なに言ってくれちゃってんの?」
松「……」
大「翔くん、松潤に悪気はないよ?」
櫻「智くんは黙ってて‼」
大「……はい」
相「ほんとに映画の役のまんまだね」
二「嫁に弱いって?
それにしても、今日潤くんなにかやらかしましたっけ?」
相「何もやってないよねぇ?」
翔くんの怒りに触れないようにふたりでコソコソ話してる。
だよな~、松潤なんも悪いことしてないし…
櫻「カメラの前でさぁ、なんで智くんのことかっこいいって言うかなぁ?」
二「はっ?」
相「へっ?」
松「…良かれと思って…」
櫻「どこが?
智くんのこと好きになっちゃう人増えるでしょうが!」
二「…あのぉ、翔さん?
それは嵐的にはありなんじゃないですか?」
櫻「嵐的にはありでも俺的にはないから」
翔くんが冷ややかに言い放った。