第1章 独り占め
青木「メンバーの歌パフォーマンスで凄いと思うところはどこですか?」
松「相葉君のファルセット綺麗だよね~」
相「初めて言ってくれるね!」
二「松本さん。ライブ中に発声練習してんの」
松「あれ聞こえてるの?気を付けるわ」
櫻「二宮さん。振り付け映像見て覚えちゃうの」
二「できるできる」
相「大野さん。ライブソロのリハをやらずにぶっつけ本番」
大「恥ずかしいんですよ」
松「スタッフさん大変だから。スタッフさんが凄いんです」
青木「最後、大野さん。まだ出てない方いらっしゃいますけど」
大「相葉さん。最近筋トレずっとしてるよね」
《楽屋にて》
二「大野さん、あれ何とかしてください」
楽屋のソファーに体育座りしてる翔くん。
松「翔くんの良い所なんていくらでもあるでしょうよ」
相「そうだよ。敢えてリーダーに残しておいてあげたのに」
みんなで俺を責めてくる。
翔くんの隣に座ってそっと抱きしめると、ビクッと躰を震わせた。
大「え〰、だって翔くんのいいところは俺だけ知ってれば良いんだもん
みんなには教えな〰い」
櫻「ざどじぐ〰ん゛‼」
俺の首に腕を回し抱きついてきた。
あ~あ。泣いちゃってたのね…
ごめんね?翔くん。
松「あ~、アホらし!」
二「勝手にやっててください」
相「今度から翔ちゃんに対するコメント、他の人が担当しようね」
翔くんの良い所なんて山ほどあって話しきれない。
2人の時だけ見せてくれる超絶綺麗な表情。
俺にだけ聞かせてくれる超絶可愛い声。
どれもみんなに教えられないでしょ?
ねぇ、翔くん?
おわり