第76章 ・・・の指輪
店員
「こちらのリングはとても人気でして…」
婚約指輪を探しにきたけど、
沢山ありすぎて困っていた。
山崎
「…佐藤さんに似合いそうなのは……….」
値段より似合いそうなのを必死に探していると、
ハート型にカットされたダイヤが可愛らしい指輪をみつけた。
俺はその指輪の前に移動する。
俺が心を奪われてしまった。←なんで
店員
「そちらのリングは勿論オススメですが…お伺いした予算では…」
値段を見てみると予算を遥かに超えた給料4ヶ月分だった。
山崎
「確かにそうですね…」
でも独身隊士時代が長いせいか…
払えない金額ではない。
店員
「こちらの類似品があります。
そちらなら半額で予算内ですよ。」
(佐藤さんへの愛が類似品?半額??
馬鹿にしてんの?この店員!?)
山崎
「これ下さい。」
俺は迷わず高い方を選んだ。
店員
「え……はい。かしこまりました!えとでは…」
受け取ってくれなかったらどうしよう…
それが不安だ。
サイズの確認をした後、
指輪の後ろに文字を彫るか聞かれた。
山崎
「指輪の後ろの文字か…それなら………
I'll watch over you でお願いします。」
一応考えてきたから伝えた。
店員
「かしこまりました。」