第74章 あの夜の屋根裏
★ジミーストーリー★
伊東
「ただ…こうしているだけで僕は幸せだ……」
身体を重ね、
佐藤さんの温もりだけを感じているだけで
満足しているようで特にそれ以降は何もなく2人で肩を並べ横になっているだけ……
(なんか…俺も眠たくなってきた……)
監察を引き上げようとした深夜2時……
佐藤さんに動きが
みわ
「ん……」
ようやく薬が切れたのか起きた。
伊東はずっと起きていたようで、起きた佐藤さんに話しかけている。
(あ〜あ、朝まで大人しく寝てた方が良かっただろうに…)
そんな事を考えていたら
2人に何が起きたのか分からないが、
伊東がみわさんの上に乗り首を絞めている。
(え!!?なに急に!!!)
俺は天井の穴からの観察の限界を感じ、
天井板を1枚そっと外して顔全体をだした。
苦しそうに悶えている佐藤さんは不謹慎ながら妖艶に感じてしまい、つい魅入ってしまったが……←最低
直ぐに我に返り佐藤さんが幸いにも天井を向いて首を絞められていたから、
逃げろ!!と口パクで伝えるがまったく伝わらない…
(気付け!佐藤さん!!)
すると…
佐藤さんがおかしな行動にでた
伊東を自分に強く抱き寄せ抱き締めている……
しかもそのタイミングで佐藤さんと目があった。
山崎
「なにやってんの!?」←口パク
口パクで話しかけたら…
何故か佐藤さんは咳き込み怒りながら、
【ほっといて!!】と言ってきた。
(え?何??……もしかしてみわさんも伊東の事……)
俺はショックを受け…天井の板をはめ直した。
正直、その後のことは覚えてない。
ただ次の日、田中にこの事を話したら凄くショックを受けていた……