第7章 使
あれから1ヶ月…
真選組には元の明るさと活気が戻り、
少なくなってしまった隊士さんも、
近藤さんが方方に尋ね歩き以前以上に揃えられ賑やかになった。
それから……あの日、居なくなったけんちゃんはというと…
伊東さんの不穏な動きを掴み、これは一大事と副長に報告しようとしたところを捕まりとらえられていたそうだ。
山崎さんみたいに怪我をしなくて良かった…
みわ
「よし!!ノルマ達成!!!」
私は…と言うと、
以前より廊下の雑巾掛けが上手くなりました!!
松平
「あれ〜、みわちゃんじゃねーかぃー。
元気にしてた〜?」
みわ
「あ、松平様、お久しぶりです…いらしていたんですね。」
何度かお会いしている松平片栗粉様だ。
松平
「ちぃぃぃぃと、ゴリラを〆にね〜ぃ。」
みわ
「え?……ご?……それはそれはご苦労様です…」
(ゴ、ゴリラ……?)
松平
「もうオジさん疲れちゃったよぉ〜、みわちゃんのおっぱい触ったら元気になれちゃうかもぉ〜?」
(´⊙ω⊙`)
みわ
「えっ////そ、それは…///」
私は胸を両手でガードする
松平
「ちょっとだけだからよぉ〜、老い先短いオッサンの可愛らしいお願いだよぉ〜ん?」
会えば毎回セクハラの嵐…
山崎
「松平のとっつぁん、局長のお部屋はこちらですよ。」
松平
「なんだジミ〜、オッサンの…」
山崎
「ほら、行きますよ!」
嫌がる松平様の背中を押して行ってしまった山崎さん。
(山崎さん?
どっから湧いて出てきたの…?
………って言うかゴリラって近藤さんの事なんだね……)
山崎さんと私はと言うと…
普通の友達の関係を保ってます。
誰かに聞いて分かった事だけど、
山崎さんは監察方という任についているらしい…
私の部屋へ簡単に入ったり、
ケータイ番号を調べていたり……
手慣れていること全て腑に落ちた。