第61章 離したくない
沖田
「眠れないですかィ?」
私は昔から天井が変わるとなかなか寝付けない
みわ
「はい……子供の頃から天井が変わると眠れなくって……///」
一緒の布団で寝ている沖田さん、
沖田さんもまたさっきからソワソワしている。
沖田
「偶然ですねィ…実は俺も……」
(沖田さんって私と同い年なのに何だか可愛いなぁ…)
みわ
「さっきとはまるで別人ですね…ふふっ」
沖田
「////!?」
(ほら、すぐ反応するところ……
でもそんな沖田さんに私は随分…救われたな…)
沖田
「みわだって…」
沖田さんはそう言うと私をギュッと抱きしめた。
みわ
「く、苦しいです……」
沖田
「苦しんでる顔も良いねィ。」
みわ
「見ないで下さいッ///」
抱きしめられた胸から沖田さんの鼓動が聞こえる。
捨てられた私を愛してくれて…
結も繋もシバタも家族として受け入れてくれた。
私の心は今はもう貴方のもの。