第61章 離したくない
みわ
「え……」
(質問を質問で返すなんて沖田さんらしいな〜)
みわ
「きっと…私の事を心配して…
こうして何も考えなくても良いように気を遣ってくれてるですよね?
でも心配しないで下さい私って意外と一晩寝れば切り替えられ…」
沖田
「俺は…ほんとうにみわさん…いや同い年だしずっとさん付けおかしいから呼び捨てさせてもらうけど、
俺ァ、みわの事が好きでさ…」
さっきより強く私を抱きしめる沖田さん。
みわ
「からかって…」
(´⊙ω⊙`)
みわ
「っ……」
沖田
「………」
嘘じゃない沖田さんの気持ちが私の深い深い場所に伝わってくる。
沖田
「俺ァ…惚れた女は……絶対に幸せにするよ」
私はそのまま沖田さんに抱えられ、
縁側を後にした。