第61章 離したくない
夜になり
疲れて寝てしまった結と繋とシバタを
奥の6畳ほどの部屋に寝かせると…
あの広い縁側に出て空を見上げる。
寒い季節だからか、
凄く星が綺麗に見える。
みわ
「はあーー」
息を吐くと白くなる。
離婚……沖田さんの事………
頭がおかしくなりそう。
(私は沖田さんの事、好きなの??
あの時は動揺していたし……)
"バサッ…"
みわ
「沖田さん…」
いつから後ろにいたのか分からないけれど、
後ろから抱き締められた。
沖田
「風邪ひいちまう…」
沖田さんに抱き締められた所から身体が火照っていくのを感じる…
みわ
「ふふっ…沖田さんて優しいですね!
羽織の裏側にそんなにホッカイロつけて……」
沖田
「俺もちょっと夜空を眺めたくなりましてねィ…
それなら2人分つけてみわさんと一緒にって思いやして…」
耳元で囁く沖田さんの言葉1つ1つが私の何かを温かくしていく
みわ
「沖田さん。」
沖田
「なんでぃ」
沖田さんはリラックスしているようで、
私の肩に頬を置いている。
みわ
「沖田さんは私のこと…本当に好きなんですか?」