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真選組監察方山崎退と女中のラブストーリー

第6章 騒






★ジミーストーリー★





伊東が奇兵隊・河上万済らと手を組んでいた事を知った俺は、

副長に伝える為に急いでいた道中で……ざっくり串刺しに……






ここは何処だ?



“pi…pi……”




規則正しい機械音とシューっという音がする。




間違いない、ここは病院……





(生きが苦しい……

身体が熱い……

傷口が痛い……)




意識は戻っているけど、

麻酔がまだ残っているようで瞼が開かない。











“ガチャ”









(誰か入ってきた…)







耳だけが冴えている







看護師
「奥さん泣かないで…旦那さん、頑張って危ない峠を越えようとしてるんですから。」







(え…奥さん?

あ……なるほど…ここは大部屋か。

俺の他にも死にそうな人が居るんだ……)








看護師
「鋭い物で身体を貫かれたようで、それはそれは凄い出血で…」






(鋭い物で身体を貫かれた??

…俺と同じパターンで運ばれてきたのか…)






看護師
「……何かありましたらナースコール押して下さいね。」






(まだ大丈夫そうだな…

なんか俺も頑張るから、頑張れっ!

串刺し仲間として祈っとくよ!!)









“パタパタパタ…”




(ん?足音が俺の方に来てる…

奥さーん、こっちはちがいますよー)





“パタ……”






足音は自分の横でピタッと止まった





(奥さん!違うよっ!俺旦那じゃないよ!?)












(!?)










柔らかくて、あったかい手が俺の頭に触れ

ゆっくりゆっくり撫ではじめた。





(えっ!?何っ!!?)







「頑張って……頑張って…山崎さん……

側にいるから死なないで………………………好きよ…山崎さん……」





涙声の佐藤さんの声が耳元で響く。






(……ちょっ……えーーー!!串刺し仲間の奥さんが佐藤さん!???

結婚してたのーーッ!??

マジか!マジでか!!?

身辺調査ではそんなこと…

そ、それに…今のは……//////)














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