第59章 連絡しないのは出来ないのであって本当はしたいんだからね
沖田
「繋、重たくなったねィ。」
繋
「あぶぅ〜」
沖田さんに抱っこされて喜んでいる繋。
沖田
「みわちゃん俺と夫婦(めおと)になりませんかィ??」
(´⊙ω⊙`)
みわ
「え!?」
沖田
「好きなんです……みわさんの事が……」
真面目な顔で私にそう言ってきた沖田さん。
退さんに捨てられて……また沖田さんに捨てられそうで
前向きに考えられない。
みわ
「でも……」
沖田
「みわさんも!結も繋も山田も!!!俺が面倒みたいんでィ!!」
みわ
「…」
沖田
「みわさんじゃなきゃ嫌なんでィ………
田中にさんざん諦めろって言ったくせに、
1番諦められなかったのは俺でィ!」
みわ
「沖田さん…」
沖田
「本当は今日は…山崎に捨てられたみわさんの様子を
見に来ただけだったのに……
顔見たらやっぱり欲しくなったんでィ….…」
みわ
「沖田さん……」
沖田
「みわさんは自覚してないみたいだから言っとくけど、
男はあんたみたいな女に弱くてねィ……
すぐ欲しいと思わせる天才だ。」
みわ
「………」
沖田
「山崎がみわさんを手放した今…
狙っているのが田中だけだとは限らねぇ……」
みわ
「……」
沖田
「俺はみわさんの事が好きでぃ…
絶対に泣かせたりしない……仕事とか地位なんて捨てても良い!!
だから…結婚して下さい!!」
沖田さんは繋を抱いたまま頭を下げてきた。