第59章 連絡しないのは出来ないのであって本当はしたいんだからね
沖田
「結も繋も変わりないかィ?」
みわ
「はい。元気ですよ。」
沖田
「そりゃ、よかった。」
シバタ
「U・x・Uワンワン!」
沖田
「おっ!山田!お前も元気そうだな。」
シバタ
「U・x・Uヴヴッ…」
沖田
「おーこわっ。テメーの主人に付けて貰った名前の方が好きとはねぇ…
捨てられたのも知らないで…とんだバカ犬でぃ…」
みわ
「?」
(あれ?今、沖田さん捨てられたって言った…よね?)
沖田
「みわさん、あんた山崎に捨てられましたぜィ。」
みわ
「……はい……そうみたいですね。」
沖田
「可哀想にねィ……」
"バタンッ"
玄関の扉を閉めて沖田さんは私にズイズイ近寄ってくる。
みわ
「…可哀想じゃないです……」
沖田
「可哀想に……目が充血してますぜィ……」
沖田さんは私の頬を優しく両手で包んでくれた。
いつもそう……
退さんが長期で家を離れたり連絡が取れなくて悲しんでいると、
必ず来てくれ……
私は何度もこの優しさに助けられていた。
みわ
「沖田さん……いつも気にかけてくれてありがとうございます……」
沖田
「………………」
"ポフ"
!(´⊙ω⊙`)!
私は沖田さんの胸に抱かれた。
みわ
「沖田……さん?」
沖田
「俺だったら…こんな想いさせない……」
!!!
沖田さんはそう言うと私の唇に唇を重ねてきた……
みわ
「!?」
沖田
「すまねィ…ずっとこうしたかったんでィ………」
謝っている言葉とは正反対に私を強く抱きしめる。
でも私も……嫌じゃない………
黙って沖田さんの腕に身体をゆだねた。
シバタ
「U・x・U」