第54章 舞い降りてきた女と意識する男
山崎
「…天人なんだ。」
一瞬驚いたけれど、
落ちついて話を聞いてみたら人間ではなく天人だと教えてくれた。
『私は幽霊族です…あっ…一応言っておきますが
◯太郎さんとは関係ありませんから…」
(そこは別に気にしてなかったよ。)
山崎
「なんで空から降ってきたのさ。」
女
「…悪い奴に捕まりそうになって窓から窓に移動してる最中…手がすべって…」
(手がすべったって!!?
まんまラ◯タだじゃん!!!)
山崎
「もしかして賊に追われてるんじゃない?」
女
「そう!そうなんです!!よくご存知で…」
(とすると…賊が狙っているのは………)