第5章 休
★ジミーストーリー★
店員に好きな席にと言われたから、
外の景色が眺められる窓際にしようとそっちを見たら…
見覚えがある姿が目に入る。
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「お姉さん、俺、いちごパフェね。」
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「僕は抹茶アイスで。」
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「私はカツカレーでライス大盛りネ!!」
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「神楽ちゃん、ここは甘味屋だよ!カツカレーなんてないでしょうが!
ほら、店員さん困ってるじゃない!」
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「構わないネ!私の胃袋は今、カツカレーを欲しがっているネ!!
誰にも私を止められないネ!!!」
…万事屋の旦那らだ。
いや…旦那らだけじゃない!!
【拙者は坂田氏と同じいちごパフェで…】
「副長ーーーッ!!」
ヤベッ…
驚いて声が……
新八
「あれ?山崎さんじゃないですか!」
つい叫んでしまったから新八君に見つかってしまった。
「やぁ……き、奇遇だね……」
新八
「こっちに来て一緒に食べませんか?」
銀時
「おぃおい新八…空気読めよ…
ほらあれだ…可愛いらしいお連れさんが居るだろ??」
新八
「え?…………あっ!本当だ!!」
神楽
「女かッ!!!ジミーに女が出来たのか!!!
見えないね!メガネどけよっ!!」
新八
「痛ッ!!」
土方氏
「ジミー氏に彼女が!?
拙者も見たいでこざるよ!
神楽氏見えないでござるよ!ちょっ…座っ……」
山崎
「………」
みわ
「山崎さん…あの人……土方さんですよね?
何だか雰囲気変わっ…」
山崎
「佐藤さん!な、なんか今日は賑やかで
ゆっくり出来なさそうだから…
出よう!」
俺はみわさんと強引に手を繋ぐと、
甘味屋から勢いよく出た。
無我夢中で甘味屋から離れる。
小走りの状態…手を繋いだ先の佐藤さんからは荒い呼吸音が聞こえてくる。
でもかまわない…俺の頭の中は、
謹慎処分を受けた後に行方を眩ませていた
副長の事で頭が一杯…
直ぐに局長へ連絡しないと!!!
人通りが少ない場所を探して更に走り出す。