第41章 伊達眼鏡 上
桜
「プッ………」
店長 木字鬼 松蔵
「はいはい、山崎くんね。君は下の名前珍しかったから覚えてたんだよね。」
(なんで聞いたんだよーー!!
なんか恥ずかしい!!なんか恥ずかしい!!!)
店長 木字鬼 松蔵
「はいじゃあ、さっそく!いらっしゃいませ!とありがとうございました!練習してみようか!」
店長は俺たちを横一列に並べて、
店長を客だと思って挨拶してみろと言ってきた。
(こんなの楽勝だな桜は。)
桜
「いらっしゃいませーーー!」頭を下げる。
"ボンッ"
(頭のお団子店長に当たった!!)
店長 木字鬼 松蔵
「……」
桜
「ありがとうございました!!!」頭を下げる
"ボンッボンッ"
(さくらーーーッ!!団子と店長の距離考えて!!!)
店長 木字鬼 松蔵
「なかなか良かったよ!!!」
(店長ーーッ!!大人かよッ!!
怒っていいよ!怒って良いんだよ!?)
店長 木字鬼 松蔵
「じゃあ、次…山…ローガンくん」
(なんで言い直した!?優しさ?それ優しさなの!!?
いらねーよ!そんな優しさ!!)
山崎
「いらっしゃいませ。」
桜
「店長ーッ!ローガンくんのいらっしゃいませ正直どう思います?
なんかー、元気ないし…
無理矢理言わされてる感ありますよねー」
(は!?)
店長 木字鬼 松蔵
「確かにそうだねグロリアちゃん。
もっかいやってみてローガンくん。」
(変なとこ気になってんじゃねーよ!!
前職引きずってんじゃねーよ!!)