第36章 不思議な感情移入
みわ
「もしそのゴキブリポイポイにお母さんゴキブリが捕まったとするよね…
そしたらさ家で留守番してた子ゴキブリの大半は餓死とかしちゃうかもだけど…生き残りはお母ゴキブリを捜しにいくと思うの幾多の困難を乗り越えてね…でやっと捉えられてるお母ゴキブリを見つけるの…手や足はもう動かす事が出来ないお母ゴキブリをね…おかあさーん…おかあさーん…ってたまらず駆け寄る一部の子ゴキブリ…悲しいよねお母ゴキブリの側にも行けずに死ぬ事も許されない…なんでこんな所に来ちまったんだい!なんて捕まった子ゴキブリにお母ゴキブリが言ってんの!子ゴキブリは言うの…おかあさんに会いたくてきたんだ!って……次第に体力が無くなっていく子ゴキブリその姿を見たお母ゴキブリが最後の力を振り絞って足をおもいきりあげるの!!…あうっ!!…粘着力の方が優っていて足がもげるの…身体のバランスを崩したお母ゴキブリは顔面から粘着シートへダイブ…窒息死…お母ゴキブリの死を受け入れる事が出来ない子ゴキブリのおかあさーん!!おかあさーん!って泣き叫ぶ声が………うゔっ……がわ"い"ぞゔでじょ……ゴキブリポイポイなんて酷いものいったいだれが作ったの!?………退はこれを聞いてもそんな事言えるのぉ?」