第35章 屯所の厠で助けを叫ぶ!!
山崎
「あんな…話聞かなきゃ良かったよ…」
もしかして赤い紙青い紙が怖くて入れなかったのかな?
先輩は小便器の前に進む
山崎
「は!!?」
小便器には故障中の紙が…
チッ!と言う事は個室か……見たかった!!要観察したかった!!!
山崎
「……」
先輩は1番奥の扉に手を添えるがなかなか中へ入らない
山崎
「はぁ……」
溜息をつくと決心がついたのか、
そっ〜と開ける。
そして先輩は個室の中へ……
このままじゃ!観察ができない!!
焦って隣の個室に入ると便器に乗る
おっ!!見える!!先輩が座ってる!!!
山崎
「…別に信じちゃいないさ……けどさ…やっぱ気になんじゃん?」
独り言をブツブツ言いながら用を足す先輩。
"ジャー"
立ち上がりズボンを履く先輩、
しっかり別の先輩もチェック……
(//////)
ごちそうさまでした!!!
気を取り直して観察を続行。
"ガチャ…"
山崎
「ん?あれ??開かない!!?な、なんで!!」
焦り始める先輩
先輩は何故か押して出れば良いのに、
一生懸命ドアを引っ張っている。
山崎
「え?なに!?え??なんで!!?」
目を見開いて精一杯ドアを引いてる先輩…
可哀想で仕方ないがここは心を鬼して観察を続行する。
山崎
「誰かーーーーーッ!!!誰か助けてくださぁーーーい!!!!!!」
なにこれ…あれみたい……
セカ○ーみたい!!
す、凄い生で聞けるなんて……★
感動を覚える
とその時…
"ガラガラガラ…"
副長が入ってきた。
山崎
「だ、誰か!!助けてくださぁーーーい!!」
土方
「あん?山崎?」
副長は山崎さんがいる1番後ろのトイレのドアを開けた。
土方
「なにやってんだ?」
山崎
「……………い、いえ……押せば開くんだなって……あははは…」
土方
「は?」
上司ならもう少し気遣う言葉があっても良かった気がするので、
お願いだから切腹して欲しい。