第34章 恋は病
つゆが明けて結と繋を連れてお散歩の機会が増えた
みわ
「結、繋、お散歩いくよ〜」
いつもの通り、
結はベビーカーで繋は抱っこをすると
表へ出る。
みわ
「今日は何処にいこっか?公園にする〜?」
結
「エヘエヘ」
みわ
「そうなのー、公園でいいのね。じゃっ、公園に出発〜」
公園へ向かって歩いていると、
懐かしい人が見回りの最中だった。
?
「おっ!!みわ!!!オレオレオレ!!覚えてる?」
けんちゃんだった。
2年振りくらいなのにまったく雰囲気が変わらないのが嬉しい。
みわ
「けんちゃん!久しぶりですね、元気にしてましたか?」
田中
「あ…ちょっと病にかかっててさ……」
急に暗くなるけんちゃん。
みわ
「え!?それは大変……大丈夫なんですか?お仕事していて……」
田中
「あ…いや……病は病でも……なかなか治らない病でさ……」
(´⊙ω⊙`)
心なしか痩せた気がする。
けんちゃん
「みわちゃんて俺のこと好き?」
みわ
「え?」
田中
「好きって言って欲しいんだけど。」
けんちゃんは繋を抱っこしている私に迫ってくる。
目がマジだ。
みわ
「す、好きですけど……」
田中
「(*´∇`*)」