第30章 ATM2
カケル
「姉ちゃんが人買いにつれられてく時…
ひでぇ事、言っただろ…」
みわ
「あ…」
カケル
「あれは…本当は淋しくて…辛くて………」
みわ
「そうだったんだね……」
そう言うとカケルは土下座をする
カケル
「ごめん!!姉ちゃん!!」
山崎
「カケルくん…顔あげなよ。」
カケル
「……」
山崎
「俺よりみわちゃんのことよく知ってるだろけど、もうとっくにカケルくんの事は許してるんじゃないかな?」
カケル
「……」
みわ
「退さんの言う通りだよ…もう顔あげて……」
カケル
「姉ちゃん…」
みわ
「立って…カケル。逢いたかったんでしょ?結と繋に…」
カケル
「ねえちゃーーーん!!!」
カケルが私に抱きついてきた。
ずっと側で暮らしていた時の懐かしい感覚が蘇る