第27章 パ
★ジミーストーリー★
山崎
「…あーショックだわーー」
隊士
「なんなんですかね…一生懸命働いてんのに久しぶりに帰ったら顔覚えてなくて大泣きされるって…
カミさんにばっかりニコニコニコニコって…辛いっス!!」
詰所の縁側でパパ友の隊士とサボ……真剣に育児について語っている。
沖田
「そりゃ…当たり前だろィ?
犬で言うところ、
エサ(乳)くれる、
糞(オムツ)を片付けてくれる、
散歩(遊ぶ)してくれる奴に尾っぽ振るのと同じでさァ……
ちなみに俺ァ、結ちゃんに会うたびニコニコされますぜィ?」
そんな俺たちの後ろから、
沖田隊長が現れる。
山崎
「ないない…俺でさえ………」
山崎
「って…お、沖田隊長!!( ̄^ ̄)ゞ
隊士
「!(`_´)ゞ」
沖田
「重要なとこなんでもう一回言いますぜィ?
結ちゃんは俺を見るとエヘエヘエヘ…ヨダレを垂らしながら笑ってくれますぜィ?」
山崎
「な、なんかさっきと違うけど!!!…て言うか、
沖田隊長みわちゃん達とよく会ってるんですか!?
いーなぁ…俺なんて張り込みあったり聴取あったりで家に帰れてないのに!」
思わずため息が出る。
みわちゃんは元気にしているだろうか…
結、繋に逢いたいなぁ……
沖田
「おっと!!いっけねぇ〜
ザキの家の見回りの時間だ。」
山崎
「は!?……俺、俺が行くんで!!家の見回り俺が行くんで!!」
隊士
「あれ、ザキさん午後から聴取が入ってるとか言ってなかったスか?」
山崎
「あ………」
沖田
「それじゃーねぇーィ、山崎くん」