第24章 山崎と中山さん 【監察日誌】
中山
「え…と…….」
山崎
「……」
俺は中山さんが道具を見つけようと必死に探してる姿を後ろから冷めた目で見ていると……
中山
「山崎くん。
山崎くんってなんか……」
(やばっ、バレたか!?)
中山
「地味な感じだけど、顔はカッコイイよね!!!
よく言われない?」
失礼な事を笑顔で言ってきた中山さん。
(なんだよ、地味なのにカッコイイとか意味わかんね)
山崎
「…そ、そうですかね…言われた事ないですけど…あははっ……」
中山
「良かった!喜んでくれて…いまね、あっ!もしかして失礼なこと言っちゃったかな?って心配したんだけどー」
(喜んでねーよ!!?どう見たら、そう見えんの!!?)
山崎
「……」
中山
「あっ!あった!あった!!こんなところにあった。
もぅ、誰よこんなわかりづらい所に片付けたのー。
山崎くん、剣山と花皿30個ずつね!
そうだな…あそこの空き箱に入れてくれる?」
倉庫の一番奥に積み上げられてる空き箱を指差す中山さん。
山崎
「あー、はい!」