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真選組監察方山崎退と女中のラブストーリー

第18章 影





向こうも私に気付いたのか小さく手を振ってくれている。















沖田
「みわちゃん久しぶりだねィ。

元気にしてやしたかィ?」





みわ
「本当にお久しぶりですね…

…お礼遅くなりましたが先日は出産のお祝いありがとうございました。

夫から教えてもらってはいたのですが…なかなか言えずに…」





沖田
「気にしないでくだせィ。

それより…ちょいと子供らの顔見せてもらっても良いですかィ?」





みわ
「はい、どうぞ…

繋…結……沖田隊長さんだよ….…」





沖田さんはベビーカーで横になってる結と私の胸元にいる繋をマジマジと見つめる。





沖田
「スゲーや!山崎の血が感じられないどころか

種違いに見えますぜィ。

このーこのーみわさんたら隅に置けないなーー」





結の頬をツンツンしながら言う。





みわ
「…ふふっ…その子、私じゃないですよーー。」




沖田さんの冗談を久しぶりに聞いた気がする。




沖田
「山崎、最近更に山崎になっちまって…近藤さんや土方さんもビックリしてんですよ。

やっぱりこれは家族ってのが出来た…からなんでしょうねィ…」


(´⊙ω⊙`)



(退さんが更に退さん…?地味がもっと地味になったってこと?!)←失礼




沖田
「オマケにザキの結婚に誘発されて結婚した隊士達も

ザキ化しだして…」





☆沖田が言ってるザキ化とは…

家族をもってから更に仕事を頑張るようになる という意味であって、

地味が更に地味になったという事ではない。




(……そう言えば最近は…背中にウサギがいる派手な着物着なくなったし、

落ち着いた雰囲気の色合いのものを好んで着ているような気がする。

もしかして…結婚もして子供も居るんだからって無理してるのかな?)





沖田隊長
「だから……ん?みわさん、ぼっ〜としてどうしたんですカィ?」





みわ
「……あ、いえなんでも……;」




(退さんが退さんらしく過ごせるようにちゃんとフォローしないと…)





沖田隊長は結の手のひらに指をおき、

わざと結に握らせて楽しんでいる。





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