第17章 お願いっ!戻って!!痛〜い!
助産師
「ほら、旦那さんも抱っこしてみなさい。」
まだまだ首が不安定な娘を助産師さんが布でくるむと、
退さんの元に連れていく。
山崎
「え…と…あのっ……」
アタフタする退さん。
助産師
「ほら…しっかりこうやって……首を支えるんだよ。」
山崎さんの腕の中に娘をそっと託す
山崎
「(*´꒳`*)」
みわ
「……ふふっ」
山崎
「手も…足も……すっごく小さいねっ!俺の1/4くらいかな?
……あ、俺に似てる!この眉毛!!どうかな…あっ!!
この賢そうな目とかも似てるよね!?
色白で美人なのはみわちゃん似だね!!」
みわ
「退さん、可愛いのは分かるけど…少し落ち着かなくちゃね?
子供達が驚いてるから。」
私の胸の上で今にも泣き出しそうな息子。
山崎
「ご、ごめん……つい興奮して…
こんなに子供が可愛いなんて…俺…生きててよかったよ…」