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真選組監察方山崎退と女中のラブストーリー

第2章 契






イボ
「あんた!!雑巾はもっと強く絞るもんじゃよ!!!」





午後からはイボさん指導のもと、

屯所内の床拭きが始まった。








みわ
「あ、はい!すみません!」






力一杯絞る






イボ
「なんだいその甘い絞り方は!!!

もっと強う!!」








みわ
「は、はい!」








イボ
「もっと強う!!!!」







イボさんの背中がピンと反る







みわ
「は、はい!!!」



















みわ
「…ど……どうでしょう?」









イボ
「…良いじゃろう………。」






(良かった…このままずっとダメだったらイボさん逝きそうだったよ…)














イボ
「あんた、なんで婆がここまで煩く雑巾絞りに文句言うか分かってるんじゃろうな?」







みわ
「……」






イボ
「あんたが持ってるその雑巾に、

ちいっと、でも要らない水分が残ったまま床を拭いたらどうなる?」






みわ
「…隊士さん達が滑って転んでしまいます。……気をつけます!!」






イボ
「ドアホッ!!あんなチンピラ共が転ぶのは構わんわいッ!!」







((´⊙ω⊙`))






イボ
「チンピラ共が転んだ事によって、

早く駆けつけられなくて解決できた事件も

未解決のままになっちまうだろ!!」






みわ
「……なるほど…」







イボ
「按ずる先を間違えんじゃないよ!あんた!!」







みわ
「は、はいっ!!!」








イボ
「ほらっ!手を休められる身分じゃないよあんたッ!!!

拭いて吹きまくりな!!あんた!!」







みわ
「は、はい!!!」






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