第11章 木兎君は実家帰省中
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「腰…大丈夫…?」
「…いたい…」
「かわいくて…つい…」
「…ゆる…さない…」
「ごめんなさい…」
すっかり機嫌を損ねちゃったお姫様は、グラタンはもう今日は作らないだろうな…
そういえば、ホットケーキミックスがあったから、ホットケーキを作ってあげよう。
「…実家、どうだったの?」
「あー、父さんと酒飲みながら話したり、母さんはまおの事ばっかりだった」
「…そう」
「今度は一緒に行こうな。紹介したいし」
「…うん」
「…よし、ホットケーキ作る!」
ホットケーキを食べながら、2人でテレビをみて、夜になる前に俺が夕食を買いに行こう。
そんな日もたまにはいいな、なんて思いながら俺はベッドから出てホットケーキを作り始めた。
fin