第11章 木兎君は実家帰省中
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「今度は彼女、連れてこいよ」
「今回だって連れてきたかったけどさ~仕事はしょうがねえよな〜…そういや父さんに会わせた事あったっけ?」
「ないな。ま、あいつが気に入ってるからいい子なんだろうな」
「あいつ?」
「私の事よ~まおちゃんホントかわいいしいい子だからあなたも気に入ると思うわよ~」
母親は食器を片付けながら俺達の話に入る。
ホント女の人って、なにかしながら話すよな。器用!!!
「今すぐじゃねえけど、結婚したいからそのうち連れてくる」
「じゃあお前もしっかりしなきゃだな?」
「結婚!いいじゃなーい!まおちゃんが娘になるのね~♡早く孫抱かせてね〜♡」
「へーへー!まずはがっつり稼がなきゃだけどな!」
「…金だけが全てじゃねえさ」
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