第25章 はい、アウト。
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「…ん…っふ」
コレ、バレたら凄い恥ずかしいやつだ…
自分でするなんて、いつ以来?
隣にいるのに、なんでこんな事1人でしてるんだろう。なんて思ったけど、そんな考えは排除した。
少しずつ指の動きが早くなる。
自分から聞こえてくる水音が大きくなってる気がする。
あ、だめ、イく。
「ッ、~〜~〜♡♡♡」
びく、っと小さく震える。
息が整わないけど、少しでも聞こえない様に静かに呼吸をする。
やっと息が整ったから、寝よう。
その瞬間、光太郎がもそもそと近くに来て、後ろから抱きしめられた。
んん、と寝息の混じった声を発する。
良かった。寝てる。
「…何してたの?」
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