第21章 一足先に小春日和
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光太郎は鍵持ってたし、誰だろう?
何気なく玄関を開ける。
「ヘイヘイヘーイ!!!ただいまッ!」
珍しい紫と、ピンクのチューリップの束を持った光太郎が帰ってきた。
割合でいうと 8:2 かな…?
紫なんて初めて見た…大人な雰囲気の紫に可愛らしいピンクで、乙女心がくすぐられるわけで…
「ど、どうしたの?コレ」
「朝からまお、花見て喜んでたから買ってきた!どう?かわいいだろ?」
「うん、かわいい…え、くれるの?」
「誰の為に買ったと思ってんだ!ホラ!」
2人で家の中に入る。
好きな人にあげるっつっておばちゃんに相談したらそんな感じになった!かわいいよな!
って、嬉しそうに話してくれた。
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