第2章 新しい一日
「そろそろ夕食にしようか。」
令音さんが料理の準備をしながら声をかける。私は料理ぐらい手伝わないと思った。
「私、やります!」
「いいんだよ。僕は皆の親だから、○○ちゃんは待っててもらっていいよ。」
「でも悪いですよ。何か手伝いますよ!」
「ありがとう。じゃあ、野菜を洗って切ってくれる?」
私は野菜を洗って切るだけでなく、ほとんどやってしまった。今日のメニューはカレーだ。
「いただきまーす!」
「・・・ん?このカレー、いつもと違うな。」
枢くんが首をかしげた。
「○○ちゃんが作ったんだよ。」
令音さんがそういうと枢くんが私に近づいて
「すごく美味しいよ。お姫様が作る料理は一味違うね。」
よかった。美味しいって言ってもらえた!