第4章 The love …【及川徹】

寒い東京の夜。一週間前に別れた彼氏の愚痴でもしてやろうと友達と久々の女子会を開催しようと思ってたのにドタキャンされた。



連絡気づかなかった…気づいてたらこんな所来なかったのに……


夕食はもう済ませてあるから、あとは友達と飲むだけ!!と思っていた私はかなり落ち込む。



眠らない街とも言われる新宿歌舞伎町。
｢いいお店があるんだよね！｣
と言われて普段は絶対行かないのに来てしまった。



あちこちにホストなのかキャバ嬢なのか、派手な人。
私は完全に飲まれていた。



知らない土地を探検しよう
くらいの気持ちでいたけどもう無理帰ろう。




そう思って一人、駅のホームへと足を進めた。






｢ねぇ君｣