第4章 ‐3‐
ヒナタくんが抱きつき訪問されて、
おばさんとおじさんがやってきた。
「オーウ、シノ!!」
相変わらずカタコトな日本語を
披露してくれたイギリス人のおばさん。
オーウ、ってとこからイギリス人だね☆
「お久しぶりです、おばさん」
「オヒサシブリね!」
おばさんは私にとても優しく接してくれる。
もちろんおじさんも。
城宮家の人達は心が広い人ばかりだ。
「ミラ(ヒナタの母の名前)、僕ここに泊まっていい?」
「イイヨ!許し貰ってるしね。カオルも泊まる??」
「は、はあ??なんで俺が...」
と言いながら私を見る。
え、なに?
と首を傾げるとカオルくんは顔を赤くしてそっぽを向いた。