第26章 波乱。
終わった…中がまだ
ビクビクしていて溢れてくる
手の縛りは未だにキツくて
ずっと擦り付けたから赤く
あとで痛むことだろう。
胸をさらけ出して風邪を
引くのかもしれないし
日中は起き上がるのも…、
御手杵『………はは。』
乾いた笑みの御手杵様は
自分のモノを抜かずじゅぷ…と
また中に擦り付けてきた。
彼のモノはまだ…熱くて
『ぁ…抜いてぇ…。』
御手杵『まだ、だろ。』
『ひぁぁ…御手杵様ぁ…っ』
ぐちゅ…ぬちゅ…と彼はまた
ゆっくりと律動が始まって
勢いのない動きは気持ちいい
イったばかりの余韻で
快楽に敏感に感じてまた
すぐにでもイきたくなる。
御手杵『あんたの中…っ…
離れたくないんだ…っはぁ…』
永遠と続く快楽
終わりの見えない恐怖…
息もままならない
御手杵様に触れたくなった…。
苦しい…怖い…ツライ
誰かの温もりが欲しくなった。
『御手杵…様…お願…ぃ、』
御手杵『ぁ?、どうした…?』
私の声に気づきた彼は
首を傾げて見つめてきた。
私の声は届くらしい…。
それほど彼にも体の余裕が
出てきたことなのだろう…。
『寂し…、御手杵様…ぁ。』
心が…満たされ、ない。
御手杵『………っ、いいぜ。』
私の背中に手を添えて
起き上がらせてくれた。
『ふぁ…、』
抱き締められて縛られたまま
彼の首に腕を通すと更に密着した
彼に擦り寄った。
御手杵『可愛いな…あんた。』
頭をよしよしと撫でられれば
下からぐちゅ…と突き上げる。
自分の体重も相まって
深く入ってきてゾクッとした。
『ぁ…んぅ…、』
御手杵『さぁ、始めようか。』
じゅぷ…とまた突き上げる
律動が始まる。
低い彼の声に感情は見えない
けれど触れ合った体は熱い。
『御手杵様…、ぁ…ぁっ』
中をいっぱいに満たされて
そして中まで突いてくる
終わらない快楽はいつまで
このゲームはこれから…も?
御手杵『まだまだ、付き合ってくれ。』
始まる律動…押し迫る欲求
震える体は制御は効かない。
ぼろぼろと溢れる涙を彼の肩へ
落として頬をすり寄せた。
触れ合う体は何もりも熱かった…