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【イケメン戦国】燃ゆる華恋の乱

第1章 臆病なその奥/豊臣秀吉



「それ俺じゃなくて、本人に言ってあげなよ」
「え、あ、うん」
「おいこら、俺の物に勝手に触ってんじゃねえ」


いつの間にか帰って来たのか、秀吉は家康から舞をひっぺがした。
気がつけば、政宗があっちの方で伸びている。


憮然とする秀吉から逃げるように、家康は言った。
「まあ、仲良くやってください。 政宗さん、帰りますよ」
家康は政宗の首根っこを掴むと、そのまま引きずって舞の部屋を後にした。

政宗が色んな所にぶつけていたのは気にしない。




「はあー、やっと静かになったな」
「本当…」
見ると、舞はまだ顔を赤らめている。
とんだ邪魔が入ったもんだ。
でも、舞の気持ちを聞けた今、もう迷いはない。


「舞、夜は空いてるか?」
「え、うん」


「じゃあ……」
秀吉は舞の肩を引き寄せ、額に口付けを落とした。



「続きは、また夜だ」





夜にどんな甘い時間があったのかは、また別の話……







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