第25章 色欲の野獣 / 豊臣秀吉
秀吉を自室に押し込むと、一回政宗と家康は襖を閉めて、廊下へ出た。
そして、後から付いてきた舞の姿を確認し、家康は舞の肩に手を置いた。
「詳しくは言えないんだけど、今秀吉さんは野獣と化してるから……舞、頑張ってとしか言えない」
「秀吉さん、酔ってるんだよね? ね?」
何がなんだか解らないといった様子の舞。
政宗、家康、三成は顔を見合わせ……
やがて、政宗が口を開いた。
「家康、ちゃんと達すれば治まるんだよな?」
「多分……何回か達して、外に出せば治まると思います」
「だってさ、舞。 とにかく秀吉を、くたくたになるまで絶頂に持っていけ。 そうすりゃ治るから」
「それってつまり……」
舞は口ごもって、政宗達を代わる代わる見つめる。
何も言わない三人に、自分の思った事が正解だと思ったのだろう。
舞は顔を真っ赤にして、俯いた。
「ごめんね、舞。 秀吉さんを任せた」
「わ、解った……」
家康に言われ、舞は小さく頷くと、襖を開けて秀吉の待つ部屋へと入って行った。
その小さな後ろ姿を見送り……
三人は顔を見合わせた。
「舞には、酷な事してますよね……」
「仕方ないだろ、秀吉にとち狂われたら大変だ」
「舞様、本当に子を孕んでしまうのではないでしょうか」
「そうだな……とにかく今は、舞に任せるしかない。また明日の朝、様子を見に来ようぜ」
政宗の言葉に、家康と三成は神妙に頷いた。
「秀吉さ…………んっ」
「舞……」
舞が部屋に入って来ると、秀吉はすぐさま舞を壁際まで追い込んだ。
そして、身体を擦り寄せる。
すでに秀吉の欲望の中心はギンギンに高まっており、その高まりを舞に押し付けるように腰を動かした。
「秀吉さん……っ、当たってる…っ」
逃げる舞の腰を掴んで引き寄せ、さらに高まりを押し付ける。
先が布で擦れ、堪らない痺れが全身を襲った。