第24章 見えない内に、戴きます！ / 伊達政宗

ちゅくちゅく…っ、くちゅくちゅくちゅっ！



「や…っあぁ……っ、まさ、むねぇ…っ」
「いい声……っ、堪んねぇな」
「…っ、そんなに、掻き回さ、ないでぇ…っ」
「なんで……蕩けるだろ、ぐずぐずに…ほら、言え。 我慢出来ませんって」



中指と薬指で蜜壷を掻き回し、親指で硬い蕾をこりこり擦る。

舞は啼かされながら、背中をびくびくとしならせ始め……

中で、ぐりっと指を曲げ、壁を擦ると。



「あっあぁ…っ、だ、めぇぇ………………っ！」



びくぅっ！と身体を震わせ、そのまま果てた。
お湯の中なのに、大量の蜜が指に絡む感触がする。


脱力して、後ろに身体を預ける舞を見ながら、政宗はようやく指を抜いた。

そして、さも面白そうにくすっと笑う。



「達するの、早っ」
「ま、政宗……っ、ひ、ひどい…っ」
「気持ち良かったか？」
「…………っ、馬鹿っ」



舞はのぼせたのか、真っ赤な顔をして、ふてくされた。

政宗は固めていた舞の手を解放し、そのまま向かい合わせになるように引き寄せる。

舞を正面から抱きしめ、肩に顎を乗せた。



「め、目隠し、取っていい……？」
「駄目だ」
「なんで？！」
「そのほうがお前、敏感でそそられる」
「意味解んないよっ」



(まずいな、部屋まで持たねぇ……)

ぎゃあぎゃあ文句を言う舞を尻目に、政宗は周辺に目を泳がせる。

交わるのに、どっかいい場所はないものか……



「そーいやお前、どこで浴衣脱いだんだ？」
「え？ ちょっと先に脱衣場があったよ」
「うん、そこでいい、案内しろ」



政宗は舞を横抱きにすると、そのまま立ち上がった。
舞は政宗に恐る恐る尋ねる。



「一個聞いていい？」
「愚問は禁止な」
「……っ、部屋に、戻るんだよね？ ね？」
「まさか、そこまで持つか。 愚問だな」



その意味を察した途端、舞は暴れだした。



「降ろしてーっ！」
「俺だけ生殺しにするのか、もう結構まずいんだ」
「だって、人が来たら……っ！」
「貸し切ってるから誰も来ねぇよ、鍵も付いてんだろ？」



悪魔の笑みで微笑まれ、舞は真っ赤から、真っ青になった。