第20章 大胆な君にはご用心 / 豊臣秀吉
くちゅくちゅ、ちゅくちゅくちゅく……っ
「秀吉、さんっ、あぁ…っ、あああっ」
「ん……っ、舞、ほら……達しろ」
「ひでよし、さぁん……っ、んっああ………っ」
舞の身体が、一段と大きく反り返り。
直後、舞の蜜壷からは大量の蜜が溢れ出した。
それをすべて綺麗に舐めとってやる。
舞は身体全体で荒い息を吐いた。
「気持ち良かったか?」
「うん……」
「今日は随分達するの早いな」
「……っ、だって……っ」
そう潤む目で見下ろす舞が、堪らなく可愛い。
身をかがめ、抱きついてきたので、そのまま背中に腕を回す。
(可愛いな……なんでこんなに可愛いんだ)
帯をしゅるり……と解き、すでに乱れている着物を剥いでいく。
陶器のような滑らかな素肌が姿を現し、秀吉は思わず唾を飲んだ。
「ねぇ、秀吉さん……」
「なんだ?」
「私、やっぱり……今お腹に当たってる、秀吉さんので気持ち良くなりたいな……」
(……っ、今日の舞はやっぱり大胆だな)
どれだけ人を煽れば、気が済むのだろう。
余裕なんて、ありゃしない。
可愛いくて可愛いくて、めちゃくちゃにしてやりたくなる。
相反する気持ちのようだけど、どっちも本心なのだから仕方ない。
片手で腰を引き寄せ、もう片手で舞の頬に触れる。
目が期待に満ちてキラキラしていた。
「まぁ、お前の中に出さなきゃ、子は出来ないからな」
「そうだよ、だから……」
「だから?」
「熱いの、いっぱい、私の中に出してね……」
(まずい……っ、その一言は反則だ……っ)
もう、優しくなんて、出来そうにない。
欲しくて、舞が欲しくて欲しくて。
煽ってくるほうが、悪いんだ。
そう自分に言い訳し、秀吉は素早く体制を変えた。
舞を抱きしめたまま、ごろんと180度転がり、舞を身体の下で組み敷く。
やっぱり、自分で組み敷くほうがいい。
「秀吉さん、あ……っ、秀吉、さん……っ」
口付けの嵐を落とすと、舞は焦がれた声を上げ、身をよじった。
火照った舞の身体に、無数の赤い花びらが咲いていく。