第12章 純情アンチテーゼ〜蜜月〜 / 伊達政宗

「甘っ……蜂蜜かよ」



政宗は顔を上げて、口の周りを舐めた。

もう一度指で蜜壺をぐるりと触り、口に運ぶ。
やはり、べたべたに甘い。


「お前の身体って甘いのな、肌も甘いし」
「はぁ、はぁ、あ……っ」
「俺の証を残さないと」


政宗は内太ももに吸い付き、痕を残す。
脇腹、へその近く、胸の骨の近くや、胸の谷間。
至る所に唇を寄せ、痕を残した。


次にうつ伏せに寝かし、はだけた夜着を剥がして、一糸まとわぬ姿にする。

肩や背中のあちこちにも唇を這わせ、腰や形のいい尻にも。
背中じゅうに赤い花が咲いたところで、満足する。


「あーあ、白い肌が赤くなっちまったな」
「政、宗……」
「なんだ、もっと触って欲しいか」


うつ伏せの舞に覆いかぶさり、髪をかき分け、うなじに口付けをする。

腰あたりを撫でてやると、舞の身体がビクビク動いた。


「あっ、はぁ……っ」
「お前、結構敏感だよな」
「や……っ」
「一回達しとくか？ 我慢出来ねぇなら」


ぐちゅんっ！


「やぁああ……っ」

突然、蜜壺に指が挿入される。
舞の身体が大きく反り返った。


ぐちゅぐちゅ、にゅぷにゅぷ、ぐちゅ！
政宗は挿した中指を高速で抜き差しする。

そのたびに蜜は溢れ、粘着質な水音と舞の喘ぎ声が部屋中に響き渡った。


「あ、あっ、あああっ、んっ、んぁあっ」
「気持ちいいんだろ、もっと啼けよ」
「まさむ、ね、だ、だめぇっ」
「なんで、達しろよ……ほら、足りないか」


指を三本に増やし、がんがん突き挿す。
指がふやけ、蕩けに蕩けて……




「やぁあ、も、もう、だめぇ、あっ…………っ」





舞の身体が一段と大きく反り返り、痙攣する。
そして、脱力したところで指を抜くと……
ごぷり、ごぷりと音を立てて、蜜がこれでもかと言うほどに溢れかえった。