第3章 新しい子ー剛sideー
僕達KinKi Kidsは、満20周年で、最近テレビに出る事が、多くなって来た。
そんな中、ジャニーさんにKinKi Kidsに三人目が入る事になるという。しかも女の子で、中2!
僕らの子供でもおかしくない年や。どうしたらええんやろ。
でも問題は、横にいる人やな。
ジャニーさんが楽屋から出て行った後から、一回も喋ってない。
怒ってるぽいな当たり前やけど、僕は、光一に温かく迎え入れてあげようと話すと、出来るわけないやろって怒鳴って来た。
バタバタバタ
と誰かが走ってくる音がした。
あー言ってた子やなってすぐわかった。
あれからもう10分は経つやろうか。
一向に入って来ようとしない。緊張してんのやろ。
しゃなーい!僕がドア開けたろう!
ガチャ!ゴンッ!!!
開けよう思うたら、開けられたわ、イッターーー、
「え....!!!大丈夫ですか?」
僕「大丈夫、大丈夫」
「本当にごめんなさい!」
僕「大丈夫やって」
「あ、私Kin光一「知っとるわ」
「精一杯頑張ろうと思ってるのでよろしくお願いします!」
僕「よろしゅうな、」
そういうと君は、手首のバンダナをギュッと握ってた。
僕は、その瞬間きっと辛い思いをして来たんだろうと思った。
君は、僕らに謝ってきた。20周年って記念の年にごめんなさい。って
僕「大丈夫やで、」そういうことしか僕にはできひんかった。
その後光一は、ラジオに行って、僕とと2人きりになった。
僕「大変やろうけど、僕らが出来ることはしたげるから、なんでも頼りや、」
は、驚いていた。
「なんでそんなこというんですか、」と言ってきた。
「あかんかったか?」と聞くと、彼女は泣いた。
時間が経ち、落ち着いた彼女は、ごめんなさいと言ってきた。
「そんなことを言ってくれる人居らんかったし、なんかいろんなこと思ってたら、泣いてしまいました。」と言った。
僕は、どうしたらええんかわからんかった。
少しの沈黙が続いた。
その沈黙を破ったのは彼女で、
「レコーディング行って来ます」と行って楽屋を出て行った。
あーやってもうたなー、多分怒ってるやろなー、頼りやって言うたのに頼れへんやんけって、あー情け無い。