第2章 Be your self
松『ホテルとってある……これは本当に俺個人の興味でしかないんだけど
やっぱりあんたに、会いたいんですよね。』
櫻『分かったよ……』
そう言って、鍵を渡してくる手が触れあい思わずビクッとなる。
松『やった。 それじゃあ部屋で……』
櫻『気をつけろよ?……こんなこと……。』
こんなことがバレたら…… 一発で終わりだな。
それなのに、心の底ではこれから起こる事への期待の方が大きくて高まる気持ちを抑える事が出来なかったんだ。
松『分かってるって。 取引よりも慎重にやるさ。』
そう言うと松本はコツコツと足音を立てて先にその場を去って行った。