第9章 本当の
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ガチャ
智「おはよ」
犯人大野智乱入
「ねぇ、これなに!」
入ってきたばかりの智に詰め寄る
智「何って…しるし」
「なんでこんなにつけたの!
しかも首筋にも」
私が怒っていると智が近くまで来て
首筋のキスマークを撫でた
智「だって、つけとかないと変な虫が近寄るでしょ?」
その言い方がいかにも
冷酷で
本当に近寄った虫を握りつぶすようだった
「…っ」
智「まぁ、こんなのつけても寄ってくるんだけどさ」
そして私の首筋に吸い付いた
「いっ…!」
智に噛まれた
智「今度は首輪つけちゃうかもね…」
「なん…で?」
智「しのちゃんのことが好きだからに決まってんじゃん」
本当のウラノカオが
徐々に顔を出してきたサインだった