第15章 誰が善で、誰が悪
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「………」
翔「黙って立ってないで、こっち座りなよ」
頭が混乱してパンクしそう
櫻井さんに言われた通りイスに腰かけた
翔「あぁーあ
これが最後になるんだったら、もっとかっこいい顔で会いたかったなぁww
これじゃぁかっこつかないじゃん(笑)」
眉毛を下げて笑う櫻井さんを見つめた
本当は酷く憎んでもいい人のはずなのに
同情なのかな…?
わかんないけど
無理してる櫻井さんが見ていて辛かった
翔「そーゆー顔すんなよ…
また好きになるだろ…」
おでこをツンっとされた
「なんか…すいません」
少し櫻井さんに気を許してしまった
どういう反応をするのが正解かわからなくて
下を俯いていると櫻井さんが手を握ってきた
翔「やっぱさ…」
何かを言おうとしたとき櫻井さんの目が見開かれた