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君を愛す【薄桜鬼】

第1章 この世界には僕と君だけ 〜沖田総司編〜


一瞬だけだっけど、左之さんは目を見開いた

そして僕は迷いもなく斬り殺した

彼女を抱きしめていた左之さんが力なく倒れ込んだ

それと同時に彼女が泣き叫んだ

悲しみに歪んだ君の顔も

美しい

これで僕と、君だけだ。

彼女に触れると

彼女は怯えて泣き出す

僕は彼女の目から溢れ出る涙を拭って言った
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