第25章 誠凛バスケ部誕生秘話
伊月「(有名選手だから、さぞ大層な志を秘めてるかと思いきや……気楽なもんだね)」
伊月は呆れた様に心の中で呟く
伊月「皆でワイワイ出来れば勝ち負けなんてどうでも良いってことね」
木吉「え?そんなわけないだろう?手を抜いてどーするのさ?」
木吉の言葉に伊月は頬杖を辞め、木吉を見つめる
木吉「楽にやるのとは意味が違う!勝つためにとことん練習して、少しでも上手くなって、好きなことに没頭する!それが楽しむって事だろう?……ましてや俺達は学生だ。全てを賭けても足りないかも知れないぜ?」
そう言いながら笑う木吉を見て伊月は驚いたまま思う